依って件の如し

中央競馬-出馬表から炙り出された穴馬と軸馬を公開!

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件(くだん)とは、人面牛身の姿をした想像上の獣です。稀に牛の子として生まれ、死ぬまでの間に飢饉、戦争などの事件を予言し、それらは必ず的中すると言う。その絵姿は厄除招福の護符として崇められ、とりわけ賭け事に効くとされます。証文の末尾に記される「件の如し」という慣用句は、件の予言が外れない様に、嘘偽りがないと言う意味になります。
当ブログでは、中央競馬に特化した予想を掲載しています。結果を求め、文字通り「件の如し」的確な情報を提供出来ればと考えます。興味がございます方、お付き合い下さい。

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一応、阪神カップの見解も載せておきますよ。

ポイントは、1400の複勝率を重視するということでしょうか。過去の傾向から、軸馬にはこの要素が欠かせないと思います。しかし、何といっても対象馬が多いのが難点です。

アーリーロブストマルカフェニックスストロングガルーダワンカラットドラゴンファングサンカルロエイシンタイガーの7頭に注意。

ただし、外枠は距離損が大きいので、このコースでは不利と判断してよいと思います。ゆえに、サンカルロエイシンタイガーの2騎は軸馬としては狙い辛いと判断しました。

残るは5頭。

このコースでのサンデー系の安定度に注目してみましょうか? 対象馬は、アーリーロブストマルカフェニックスストロングガルーダの3騎。

こうなると、昨年実際にこのレースを勝っているマルカフェニックスか、阪神1400での好騎乗が際立つ武豊鞍上のアーリーロブストが、軸馬として最もふさわしい存在としてクローズアップされるのではないでしょうか。

今回1400で見直してみましょうか? アーリーロブストを軸馬に抜擢です。

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朝日杯FSが行われる12月20日は、吉田隼騎手の誕生日でもあります。同レース騎乗馬ガルボでの活躍、期待したいところです。

さて、朝日杯の軸馬予想です。

過去の傾向から、芝レースでの複勝率が軸馬にとって重要な要素になってきます。警戒馬は、ヒットジャポット、ローズキングダム、キョウエイアシュラ、トーセンファントムの4騎。

巷では、ローズキングダムVSトーセンファントムという見方が多いのでしょうが、私には2騎共どうも気になる点があるのです。

ローズキングダムの長所は、レースセンスの良さにあるのでしょうが、しかし突き抜けているという印象がないのです。派手な勝ち方が無いと言うか、地味な勝ち方しか出来ていないという点が不満なのです。実際、このタイプの馬は、朝日杯では苦戦傾向でありますし、負けるときは案外脆い馬なのかもしれません。

トーセンファントムについては、この距離ならローズキングダムより評価をしたい馬です。しかし、問題はこの枠に尽きるでしょう。中山1600の8枠は、やはり有利とは言いがたい。この辺りをどうとらまえるかでしょう。力を信じて買うも良しなのでしょうけれどもね。

私の狙いは、思い切ってヒットジャポットとしました。同レースの頭数が例年より揃ったという点からも、ここはどの厩舎も色気アリ。言い換えれば、どの馬も実力差は無いものだと考えます。となると、この馬でも勝負にはなるという見立てです。決め手には乏しいものの、相手なりに走れると言う強みがこの馬にはあります。出たなりで位置取りさえ確保出来れば、好レースは期待できるかもしれません。割り込み注意。狙ってみたい馬です。

狙いすぎだと思いの向きには、やはりトーセンファントムからというのが良いかも知れませんね。松国師がここを使ってきたからには、勝負がかりと見るべきなのでしょうから。案外アッサリと勝ってしまうかもしれません。

あと、ヒモ馬は適当に流してください。

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前回は、大数の法則について述べましたがご理解頂けましたか?

何かすべてを悟ったような言い方に聞こえるかもしれませんが、決してそういうつもりはありません。私的な見解だと思ってお付き合いください。

「大数の法則」=「競馬で儲からないという理屈」にはならないということは、前回述べた通りですが、だからといって我々にとって不利な真理であることに変わりはありません。それならばどう対処すればいいのか。基本的な対処法ぐらいは、頭に置いていて損は無いのではないでしょうか。

問題の解決策は意外に簡単に考え付くと思います。理論の逆をいけば、チャンスは増えるというのは理屈じゃないでしょうか?

だからと言って、「それじゃ競馬はやめよう」では元も子もない。あくまでも"賭ける事"を前提とした対処法を『ツキの法則』の著者、谷岡一郎氏の考えをもとに、私なりの解釈で記してみたいと思います。

まず第一に、「試行(プレイ)の数が多ければ理論上正確な数値に収束していく」と、いうのなら参加の機会を減らしていけばよい。これは良く耳にすることだと思いますが、いわゆるレースを絞るという行為がこの理屈に当てはまります。

次いで考えられるのは、点数を絞るという行為。これも上記同等の理由からですが、究極は1点勝負ということになります。

ここまでは、解りやすいのではないでしょうか。「大数の法則」に反しての「少数の法則」とでも言いましょうか、試行回数を減らしていけば理論通りにはなりにくいという理屈です。

そして、3つ目の策としてあげられるのが穴を狙うという方法です。何故なのか? 以下、単勝を例にとって説明します。

下記は、各人気の馬が実際に勝った割合と、そのときの平均オッズです。

1番人気 30% 2.5倍
3番人気 15%  6倍

1番人気馬の場合、30%の勝率の馬が「2.5倍」の配当を持つということですので、例えば続けて2回馬券を的中すると、1万円の軍資金が2.5×2.5≒6万円になるという計算になります。そして、その達成率は、(0.3)×(0.3)×100%=9%ということです。

対して、3番人気馬の場合、15%の勝率の馬が「6倍」の配当を持つということですので、1万円の軍資金を6万円にしようと思えば1度的中させればOKということになります。そして、その達成率は単純に15%となりますよね。

つまり、同じ1万円の軍資金を6万円(約)にするには、1番人気馬では9%の可能性しかないのに対して、3番人気馬では15%の可能性があるということになります。しかも、後者の場合馬券の試行回数も1回で良い。

これは、倍率の低い賭けがいかに能率の悪い(勝つチャンスの薄い)戦法であるかを示す端的な例であります。※分布における分散

以上をまとめますと、いわゆる大数の法則の対処法とは、

「レースを絞り、少ない買い目で、穴を狙う」

と結論付けることが出来ます。ですから、私は穴狙いはギャンブルの基本だと申し上げたのです。

ただし、これはあくまでも競馬という"システム"を機械的にとらえた机上論だということを理解ください。実際にはこんな単純なものではないことは、皆さんも肌で感じているものだと思います。しかしながら、こういった側面も否定しがたいということも考慮に入れ、馬券の購入にお役に立てていただければと思うのです。

ここまでは、とりあえず原則論です。とはいっても、私はこうやってきたんですけどね。それじゃ次の機会には、予想について記してみたいと思います。

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